商業BLのきまり
突然ですが商業BLのきまりについて
ご存じの方はいらっしゃいますか?
…と、いうのは冗談で。
私には商業BLに求めるモノがひとつがあります。
それは、
受け、攻めのいずれか又は両方が異性愛者(※以下、ノンケ)だった場合
どう同性との恋愛関係/パートナー関係に落ちて行くのか?という過程です。
同性愛者×同性愛者の作品も少なく無いですが
商業BL作品のうちの大半が受け攻めいずれかがノンケである作品が多いと体感しています。
元々恋愛対象ではない相手に対してどう関係が展開されていくのか、その理由付けが商業BLの醍醐味のひとつだと思っています。
展開方法を自分中では"商業BLのきまり"と定義しています。
そして、商業BLのきまりはある程度パターン化が決まっていると思っています。
○商業BL ノンケ落ちについて
ノンケがBL関係に落ちる展開として主に下記がパターンとしてよくあります。
①快楽落ち
⇨先に性的欲求、後から情が湧いてくるパターン
思春期の学生、酔った勢いの社会人、偶然相手
のSEXシーンを目撃してしまい…など
性的好奇心に勝るものなし
②美麗落ち
⇨お顔の造形美には誰も抗えないパターン
とにかく顔がいい、芸能関係者、学校又は会社
イチの美形、恋心を持ったことのある女性に
似ている…など
一目惚れに勝る物なし
③本能落ち
⇨恋愛に理屈はいらないパターン
相手の事が気になる。それ以上の理由はいらな
いのでは?異性愛、同性愛に対しての垣根に悩
むこともあれば、薄いこともある…など
理性ではなく、気持ちに勝る物無し
④執着落ち
⇨押し、執着に負けてしまうパターン
巧妙に巡らされた罠、日常への侵食、気がつい
たら相手無しでは居られなくなってしまう…
など
気持ちの重さに勝る物無し
思いつく限りはこの①〜④を一つ以上、大体が混合型が多いと思っています。
オメガバース、Dom,Sobなどのジャンルもありますが細かい分類は割愛して③として扱っています。
商業BLのお約束は過程は多様化しつつも、最後はハッピーエンド、或いはハッピーでなくても2人は結ばれるエンドだと思っています。
漫画の枠組みの中でどう2人をくっつけるのか?各作家様の手腕を楽しむ、というのが商業BLのひとつの醍醐味だと思っています。
○パターン外れの展開に萌えて燃える
と、ここまで書き連ねて来ましたが
私にはひとつの趣向というか悪癖のようなものを持ち合わせています。
それは
予想していた展開にならない場合、非常に燃える!
というもの。
予想を裏切られる瞬間、非常にアドレナリンが出るのです。
勿論、王道パターンをきちんと描き切る作家さんも大好きです。
そちらのレビューもいずれ書いていきたいと思いつつ
今回は読んでいてその手があったか!
と興奮した作品を並べていきたい!
…と思って居ましたが
この文脈で並べてしまうと無茶苦茶なネタバレになってしまうのではないか?と思い止めることにしました。すみません。
なんだか長くなってしまったので今回はここまでにしておきます。
読んで下さった方、もしいらっしゃればお付き合い頂きありがとうございました。